KASEKI no MARKET(化石のマーケット)に行ってきました!
2022年10月29日、30日
第1回 KASEKI no MARKET in Tokyo 開催
(20221010裏面、協賛更新)#化石イベント #化石販売 #KASEKInoMARKET #化石のマーケット #恐竜 #古生物 #TCA東京ECO動物海洋専門学校イベント公式サイトhttps://t.co/lRYzODoWzS pic.twitter.com/7Izw9lRxXg
— KASEKI no MARKET(化石のマーケット)【公式】 (@kasekinomarket) October 10, 2022
化石(fossil)を身近に感じて頂くための新しいイベント!
もともと化石好き、古生物好き、恐竜好き、そして地球・自然が大好きな人を満足させることはもちろん、今まで化石に触れることが少なかった人たちにも興味を持ってもらえるようなイベントを目指しています。
化石 販売 業者、カフェ 菓子 業者 、 アーティスト 、 ハンドメイド 作家 、 学生 等 、 幅広い人が 繋がり 、「新たな化石・古生物の魅力」、「 新たな 商品価値」 を 生み出す場を創出する新しい試みなんです!
恐竜や古生物大好きの僕としてはマストなイベントということで、早速行ってきました!
会場 アクロカントサウルスのお出迎え!
会場はTCA東京ECO動物海洋専門学校第3校舎。
恐竜・自然史博物専攻の学部がある専門学校ということで、非常に面白そうな学校です。
早速入ると、吹き抜けの校舎のど真ん中に鎮座するアクロカントサウルスが!
アクロカントサウルスは中生代白亜紀前期の北米に生息していた肉食恐竜です。
「高い隆起を持つトカゲ」という意味の学名通り、背中から尻尾にかけて隆起した背骨の突起(神経棘)が特徴的な恐竜です。
カルカロドントサウルス科に属する恐竜で、最近『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』に登場し話題となったギガノトサウルスと近縁の恐竜でもあります。
この骨格はアメリカのブラックヒルズ地質学研究所にて所蔵されている標本のレプリカで「フラン」というあだ名が付けられています。
日本に来るまで「恐竜くん」こと田中真士さんら関係者の尽力があり、現在日本でアクロカントサウルスを常設展示しているのは、ここTCA東京ECO動物海洋専門学校と、熊本県の御船町恐竜博物館のみという、非常に貴重な展示となっています。
地下一階 展示コーナー
まずは地下一階の展示コーナーから観ていきます!
アクロカントサウルスの足元にはいくつもの化石の展示があり、アクロカントサウルスと他の恐竜や古生物との違いをすぐに比べることができます。
とは言ってもアクロカントサウルスばかり観てしまう恐竜オタクがここに。
背中から尻尾にかけての神経棘の流れが非常に美しいんだって!
足元には図解付きの解説と、PNSO社製のフィギュアが。
実際にどの部分の化石が発見されているのかひと目でわかる骨格図が添えられており、単なる展示ではなく、学術的な視点を踏まえての展示だということがわかります。
実際に触ることもできるアパトサウルスの大腿骨の展示がありました!
軽く力を入れてみましたが、ずっしりと重たくピクリともしませんでした。アパトサウルスの体重は25~35トンとも言われているので、その巨体の自重を支えるのには相応の骨密度が必要だったのでしょう。
他にもディプロドクスやユタケラトプスの頭骨の展示が。肉食恐竜と草食恐竜の違いだけでなく、竜脚類と角竜の違いなどを比べることができる面白い展示です。
プテラノドンの全身骨格も展示してありました。飛んでいる姿などで復元されがちな翼竜ですが、四足で歩いている姿で復元されているのは結構珍しい気がします。ジュラシックパーク3を思い出します。
他にも沢山見所がありましたが一旦割愛。
隣のフロアには、生命の進化の歴史を学ぶことができる展示がありました。
ミクロラプトルとエオシノプテリクスの展示が個人的に印象的でした。
エオシノプテリクスは羽毛恐竜の中でも最小クラスとして知られており、前脚の翼はあるものの飛翔に適した形ではなく、むしろ陸上を走るのに適していた体つきをしていた恐竜です。
恐竜が持つ羽毛が必ずしも飛翔のためではなく、保温や異性へのアピールなど、様々な用途を持っていた事が分かってきました。
化石でなく「生きた化石」の生体展示があるのも面白い部分でした。
カブトガニやポリプテルス、カエルやサンショウウオの生体が展示されていました。
絶滅した生き物と、現代まで生き延びた生き物。果たしてどこに違いがあるのか考えることで、見えてくるものがありそうです。
化石販売
化石販売コーナーでは、実物の化石やハンドメイド品、フィギュアなどが沢山売ってました!
一回五百円で引ける化石くじが大好評で、大人から子供まで大はしゃぎ。
かくいう自分の戦利品を紹介します。
化石くじではジュラ紀の牡蠣の仲間、海蕾、タカラガイが出ました。
特に嬉しかったのが恐竜の本場ヘル・クリーク層産のティラノサウルスの化石!こんなに小さな骨片でも、地球史上最大の肉食恐竜の一部が手元にあると思うとめちゃくちゃロマンを感じます!
フランスのPAPO製恐竜フィギュアも買いました!
前から欲しかったコンピーとパキケファロサウルスとベビートリケラの3体をチョイス。
ジュラシック・パークに登場した恐竜のデザインを踏襲した感じが魅力的なフィギュアです。
書籍閲覧コーナー
2Fの書籍閲覧コーナーには、恐竜のフィギュアや化石標本と一緒に、大量の書籍が!
新しいものから古いものまで沢山本が置いてあり、自分が学生だったらつい居座ってしまいそうです。
個人的には僕が子供の頃に出ていた恐竜雑誌「DINO PRESS」が置いてあった点にニヤリ。
休憩室ではなんと僕の大好きな恐竜漫画『ディノサン』の塗り絵体験コーナーが!
休憩がてら塗り絵を楽しむことができ、子供たちで大にぎわいでした。
すぐ横にはプレパレーション室が。化石のクリーニングができる本格的な施設があります。
こんな所で勉強できる学生さんたちが非常にうらやましい……
3Dプリンタルームでは、恐竜の骨格や模型などをプリントできるそう。
実際の古生物学の現場でも、化石をスキャンし立体としてプリントすることで、今まで観られなかった部分を解明できたりと、現代テクノロジーによりさらなる研究の進歩が期待できそうです。
まとめ 非常に楽しいイベントでした!
以上、KASEKI no MARKET(化石のマーケット)の感想でした。
以前よりTCA東京ECO動物海洋専門学校の試みには興味があり、恐竜・自然史博物専攻の学部があるということで、一度校舎に足を運んでみたいなぁ、と思っていました。
実際に化石や古生物グッズをその場で手に取り、さらにその場で標本を観察して学ぶというのは、大人はもちろん子供にとって一番良い体験だと思います。
恐竜や古生物に興味を持った子供が、適切な学びを得られる場所があるということは、将来の研究者の育成やさらなるビジネスにつながり、ひいては古生物学や自然史学の進歩につながる――という意味では、非常に意義のあるイベントだと感じました。
2022年10月29日、30日
第1回 KASEKI no MARKET in Tokyo 開催
(20221010裏面、協賛更新)#化石イベント #化石販売 #KASEKInoMARKET #化石のマーケット #恐竜 #古生物 #TCA東京ECO動物海洋専門学校イベント公式サイトhttps://t.co/lRYzODoWzS pic.twitter.com/7Izw9lRxXg
— KASEKI no MARKET(化石のマーケット)【公式】 (@kasekinomarket) October 10, 2022
開催概要はこちらから。
恐竜・古生物好きの方はぜひ、足を運んでみてください!
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