陰キャオタク、雨宮兄弟に惚れる『HiGH&LOW THE RED RAIN』感想

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映画レビュー

『HiGH&LOW THE RED RAIN』を観ました。

元々HiGH&LOW本編は大好きだったのですが、まだレッドレインは観たことがなかったので無料期間を利用して観てみることにしました。

かくいう僕は学生時代、陰キャを地で行くオタクで、DQNイメージの代表格(と思い込んでいた)であるEXILEを毛嫌いしていて、HiGH&LOWのおかげでEXILEと奇跡の和解を果たしたくだりがあるのですが、以下記事にそのお話が書いてあります。

EXILE嫌いなオタクが『HiGH&LOW THE WORST』を観るようになったまでの話
※当記事は過去記事のリライトとなります 『HiGH&LOW THE WORST』を観てきました。 当時の自分はHiGH&LOWシリーズテレビ版二期までと劇場版一作目までしか観ていない中途半端なオタクだった...

[期間限定] HiGH&LOW THE RED RAIN

公式動画のリンクになります。4/1(水)10:00~4/12(日)22:00まで公開予定とのことなので、未見の方はぜひこちらから!

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あらすじ・解説

「EXILE TRIBE」がドラマや映画、ライブ、音楽など様々なメディアを連動して展開するエンタテンメントプロジェクト「HiGH&LOW」の長編劇場版第2弾。5つのチームがしのぎを削る「SWORD地区」を舞台とした抗争を描き、今作では地区一帯を圧倒的な力で支配していた雨宮兄弟にスポットを当てた物語が紡がれる。対照的な性格だが強い絆で結ばれている兄・雨宮雅貴と弟・雨宮広斗。2人には、敬愛する雨宮尊龍という長兄がいたが、1年前、尊龍は弟たちの前から突如として姿を消していた。尊龍を探し続けていた雅貴と広斗は、両親の命日に尊龍が姿を現すことを期待し、両親の墓を訪れるが、そこには尊龍の行方の手がかりを握る謎の少女・成瀬愛華がいた。雅貴と広斗の雨宮兄弟を演じてきたTAKAHIRO、登坂広臣に加え、長兄の尊龍役で斎藤工が新たに作品に参加した。
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そもそも雨宮兄弟とは

雨宮兄弟とは、SWORD地区と呼ばれる街一帯を圧倒的な力で支配した「ムゲン」というチームが、たった二人を相手に倒すことが出来なかったという伝説を残す兄弟です。

どうやら格闘技をやっているので強いらしく(ヤンキー漫画の世界では格闘技やってる奴はレベルが一段階違うという暗黙の了解がある)、一対多数でも敵を圧倒する段違いな戦闘力を持っています。

キックボクシングを得意とする兄、雨宮雅貴とボクシングを主流とする戦闘を得意とする雨宮広斗、さらに長男の尊龍は弟より遥かに強いと噂されています。

魅力その1 血の繋がりを超えた「兄弟の絆」

『THE RED RAIN』では、突如失踪した長男の尊龍の行方を捜す過程で、いったい雨宮兄弟が如何にして伝説になり得たのか、そして彼らが強い絆で結ばれた理由を描いています。

尊龍、雅貴、広斗の三兄弟のうち、実は広斗だけが再婚した母の連れ子で、彼は兄弟の中でひとりだけ血が繋がらない義兄弟ということが本作で明かされます。

幼いころから複雑な家庭環境であることに起因して、広斗は喧嘩に明け暮れる荒れた毎日を送っていました。しかし尊龍はそんな広斗に対し拳を振るうことの意味を教え、それをきっかけに広斗は更生し、兄弟としての絆を強めていきます。

(学生時代の尊龍を演じるのは濱田龍臣。ウルトラマンジードで知ってた彼がこんな役柄もできるんだ!とびっくりしました)

しかしその矢先、実家で工場を経営してた両親が自殺してしまいます。

両親の死の真相もわからぬまま、子供だけで生きていかなければならなくなった雨宮兄弟は、過酷な世界で生き抜く為に「本当の兄弟」と寄り添い、強くなるしかなかったのです。

成長した彼らが生きる為に裏稼業に身を投じるうち、「雨宮兄弟」の名は次第に伝説化していきます。

しかし「ムゲン」解散と同時期に尊龍は姿を消してしまいます。失踪した理由と彼の居場所を探るため、雨宮兄弟は動き始める――という部分から『THE RED RAIN』の物語に続きます。

魅力その2 度肝を抜くアクション「ゼロレンジコンバット」

雨宮兄弟の魅力と言えば、たった二人で多数の敵相手に無双する超絶アクション!勿論本作『レッドレイン』でも健在で、さらに今作の相手は今作は九龍グループ傘下の組織である上園会。

ハイロー本編では鉄パイプや刃物で武装したチンピラ相手が良いところだったのに、拳銃、ライフルで武装した敵相手にも雨宮兄弟は全く恐れることなく立ち向かいます

なにせ雨宮兄弟が得意とする「ゼロレンジコンバット」の真骨頂は武装解除術(ディスアーム)。

接近戦にて敵対する相手の武装を一瞬にして奪い取り、即座に無力化するという格闘術が、本編以上に遺憾なく発揮されています。敵の上園会のカラーが真っ白な分、雨宮兄弟のイメージカラーである黒と対照的で、まさしく「白黒付ける」って感じでビジュアル的にも映えまくります。

さらに雨宮兄弟と言えばハーレー・ダビッドソンに乗ってのバイクアクション……という事で、長尺のバイクチェイスにド派手な演出など、ハリウッド映画にも引けを取らない大迫力のものに仕上がっています。

魅力その3 シリーズのスピンオフながら単体の作品としても上質

『THE RED RAIN』の劇中では、『HiGH&LOW』本編ではさわり程度でしか明かされなかった、

・雨宮兄弟の背景、強さの原点
・九龍グループの組織像
・SWORD地区の社会的位置づけ

などの要素がある程度解説されています。『レッドレイン』自体はまっすぐなアクション映画として仕上げつつ、時系列的には『HiGH&LOW THE MOVIE』の後としてシリーズで培った要素を整理し、次につなげる作品としても成り立っている部分がすごい所です。

物語自体はスピンオフ作品であるために、あくまで単体のアクション映画として観てもある程度理解できる作りにはなっています。単純にアクション映画が好きな人にもオススメできる作品なので、ハイローの世界観を未履修な人にこそ、オススメできる作品です。

まとめ 顔の良い男が無双するのが好きな人はマスト!

という訳で『THE RED RAIN』の魅力を語ってみました。長々と語ってしまいましたが、要約するととにかく顔の良い男が上映時間の八割型無双する……というめちゃくちゃに気持ちのいい映画でした。

顔が良くてアクションも出来るEXILEの皆さんは本当にすごいという事で、見終えた後は雨宮兄弟にベタ惚れでした。スモーキー推しだったのに、まさかこの感情は……恋……?

以前からTwitterのフォロワーさん方が面白いと言っていたのにここまで手が出なかった自分がもどかしい…というくらい最高な作品だったので、ハイアンドローをまだ見たことが無い方、何か良いアクション映画が無いかなと思っている人は、今のうちに見てみることをお勧めします!

 

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